将棋の話達

将棋の事を書いて行きたいです。

駒落ちの話

駒落ち、祖父は、駒落ちをしない人だったので、あることは、知ってても指したことは、あんまり無かった。一度、花見で、不思議なじーさんと一回やったくらいだ。

 都詰めをされた。

 (そんなに落として良いの?)って位落としてもらったから、4枚落ちか、6枚落ちだろう。

 駒落ちは、その子供の頃の一度っきりで、ずっと大人になるまで指さない。将棋道場にたしか、27で行った時に、人生で二度目の駒落ちをする。

 道場のみんなとは、二枚落ちで、相手してもらっていた。そのうち、道場で1番弱い人とは、二枚落ちでは、勝てるようになって、自分が強くなった事を実感する。みんなと二枚落ちをしていたが、二枚落ちでも、とても勝てない人と二枚落ちなら勝てる人がいることが分かった。それから、「あの人とは、4枚落ち、あの人とは、二枚落ち」と、分けるようになった。駒落ちは、上手が本気を出せるという意味で、した方が良いだろう。

 俺も、なれてくると、道場に来ることになった、子供と二枚落ちの上手をやるようになる。俺の悪いクセなのか、なんなのか、子供に惜しみなく技術を教えてしまうのだ。先輩に「教えるのを考えて(加減して)やれ!」と怒られた程だ。でも、俺は、精一杯、惜しげもなく知ってることを教えた。そして、教え子達は、何人かいたが、男の子、二人は、自分を越えて、どこかに行った。今思うと、研修会に行ったんでは、無いかな?

 久しぶりに来て、滅茶苦茶に強くなってて、こちらが二枚落ちの下手で、負かされた程だ。

 その頃には、その子も奨励会員だったんだろう。プロになったら、嬉しいな。駒落ちは、俺は、将棋を子供の頃にやったきりの人とは、6枚落ちでやって勝っている。普及のためには、8枚落ちでやった方がいいようだ。俺の育成スタイルは、自分が負けて気持ちよく、強くなってもらう。気分を持ち上げて、なんぼだ。駒落ちは、自分の上達が実感でき、上手も本気を出せるから、上手が許してくれるならやった方が良い。